【生きる事に疲れたら観たい】 日本ドラマ史上、最高傑作の1つ「白い巨塔(2003)」は人生の教科書。二重の意味で。

 

このドラマは本当に凄い。

  • 登場人物
  • 伏線回収

に無駄がない。

 

尾田栄一郎には見習って欲しい。

 

こんな凄いドラマを観ると、松本人志や尾田栄一郎も霞んでしまう。

全盛期のフジテレビは凄かったのだ。

 

まぁ、原作がすごいのだが。

 

 

財前の死に様と生き様

 

財前は最後、盟友・里見とのやりとりの中で、余命3ヶ月という見立てをお互いに確認し合う。

財前は医療裁判で訴えられている途中。

上告しても3ヶ月なら、結審を見届けられないな

と言うが、最後、死んだ後には上告の準備をしていた書類が見つかる。

こんなところにも伏線回収がある。

余命は裁判を完了するまで足りない。それでも裁判をやり遂げようとする。

 

そして遺書には、自分が訴えられた理由である、

ガンの治療にはオペが一番だと思う

という死に際まで貫かれた考え方がはっきりと名言される。

 

また、盟友である里見に、

うちにこいよ

うちなら緩和治療もあるし、手術以外の積極的な治療もいろいろある

と誘われる。

それは嬉しかっただろう。

しかしそれは、財前が大学病院時代に、

そんなものはベッドが限られている大学病院のすることではない

と里見の考えごと退けたものであるのがまた皮肉なのである。

 

何より、生涯を大学病院での出世に捧げてきた。

ガンの専門医として活躍し、国立がんセンターの設立にも携わってきた。

そんな国立大学医学部教授である財前が、大学病院以外で死ぬわけにはいかない。

大学病院のメンツが立たない。

 

大学病院の人間は大学病院以外では死ねないのだよ

と語る財前に、盟友里見は、

そんなことは関係ない、お前が何を望むのかじゃないのか?

と問いかける。

 

地位・名誉・名声にとらわれず、自分が信じる道を貫いた結果、大学病院から追い出されてしまった里見だからこその提案。

ここに、

  • 大学病院での出世に全てを捧げてきたもの
  • 自分が信じる医療で患者と向き合うことに全てを捧げてきたもの

の対比が描かれる。

 

そして、ラストシーン、財前が大学病院関係者に総出で見送られる。

それは、地位に生きた者だからこそのラスト。

 

 

死を前にして狼狽えるキャラを事前に登場させておく意味

 

このドラマは、すべてに意味がある。

すごい伏線の張られ方である。

 

作中で出てくる、「死亡するキャラ」は序盤は木村多江演じる人物。

死を前にして取り乱したり、いい人で終わろうとしたり、錯乱する様子がきちんと描かれる。

 

この人物に対して、江口洋介演じる里見が大学病院でちゃんと末期治療を向き合おうとすることを、唐沢寿明演じる財前が考え方ごと否定しているのが、ちゃんとラストまでつながっているのだ。

 

また、財前が医療裁判を受ける理由にもなった、

死なせてしまった患者

だが、

この患者は、のちに医療裁判原告になる妻に対して、

目の前では言えないけど、退院したらありがとうの一つくらいは言いたい

と普段言えない気持ちを里見に明かしている。

 

このように、人は死の瀬戸際を前にして、普段とは変わる様子が描かれている。

 

ところが、

財前は、死ぬ間際になっても、

何も変わらなかった。

変わったのは病状が悪化して疲弊して衰弱していく姿。

それでありながらも、財前のコアは変わらなかった。

 

医療裁判の中で、追及された彼の問題点が、最後の最後に至るまで、

彼は彼の信念に生きたのだ

ということが描かれる。

 

財前の親も、同期の里見も、財前が悪い奴だとは思っていない。

だが同期の里見は財前との考え方が相容れない。

お互いがお互いに、医学部時代から、良い医者になるという志を共有してきた。

 

しかし、考え方が違う。

 

お互いにその考えは曲げない。

 

曲げないから対立し、ゆえに一方は大学病院から脱落し、そして一方は最後に死ぬ。

その死ぬ間際に至って、生き様の対比が描かれる。

 

 

自分の関与したカルテ改ざんに苦しめられる財前

 

財前は医療裁判中に倒れて、

自分と出世争いをして確執を残した元恩師の石坂浩二演じる東に執刀してもらう。

 

当初はステージ1の見込みのはずが、開けるとステージ4。

手のつけようがない。

 

しかし、関係者はその事実を財前に告げない。

だが財前はガン専門医。プロ。

隠し通すのにも限界がある。

 

財前は、自分が医療裁判を受けている間、自分が不利にならないように進めていた工作の一部であるカルテ改ざんというものに、自分の死に際になって自分が苦しめられるという皮肉。

カルテをあたっても、CT画像を見ても、どれもが財前に対してつかれた嘘。

 

それは財前のため、身内が決めたことであったが、

劇中で散々描かれてきた大学病院の上位下達の体質というか

組織的な隠蔽体質に財前自身が苦しめられてしまう。

 

真実を求めて、

「いつも本当のことしか言わないがゆえに大学病院を追い出された盟友」

にすがりついて、

診断を求めるシーンは感動的。

 

里見も一切の嘘をつかない。

 

 

スタッフメイキング映像がすごい

 

主演の唐沢寿明の演技力は圧巻である。

特に死に際の演技は凄まじいものがあった。

 

里見=江口洋介の奥様役、水野真紀の人が良い奥様キャラもやはり板についている。

 

石坂浩二、伊武雅刀、西田敏行、そして奥様方である野川由美子、高畑淳子、が演じる

老獪伏魔殿キャラ

も素晴らしい。

 

医療事故裁判の被害者遺族・原告のかたせ梨乃は抜群。

 

若き伊藤英明の「ポンコツ青年キャラ」の名演も光る。

 

だが、このドラマは製作陣の努力も凄まじい。

 

メイキングを観ると、実際の医療関係者とかなり綿密な打ち合わせをして作り上げたことがよくわかる。

手術室は完全に作り上げたセット。

 

それだけでは足りない要素は、実際の医院を借りたりしているというが、借りる際にも美術班が乗り込んで、椅子から掲示物から張り替えていく。

凄まじい作業である。

 

深夜12時を過ぎる頃に仕事が終わり、翌朝5時、6時にまた仕事が始まるという過密なスケジュールで追い込みをかける姿は壮絶。

 

 


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。